1ドル140円つけた
本日も140円台で推移した。
7月中旬に139.39円をつけ、その後130円前半までドル安方向にもどっていた。
しかし8月に入り、前半は経済指標の強弱入り混じる結果に相場は小幅に上下を繰り返し、その後、じりじりを値を切り上げ、とうとう140円台をつけたわけだ。
この140円まで切り上げた背景には、FOMC(米連邦公開市場委員会)のメンバーであるFRB(米連邦準備制度理事会)関係者のインフレ抑制に対する強い決意を市場が感じてきたことがある。
先週(8月22日~)、ジャクソンホールで行われた経済シンポジウムの場で、パウエルFRB議長が講演を行った。その中で、
「インフレを抑え込むには家計や企業に何らかの痛みをもたらすことになるが、それは避けられないコストだ。ただ、物価の安定を取り戻すことに失敗すれば、もっと大きな痛みを伴うことになる」
「インフレを抑制するまで金融引き締めはやり遂げなければならない」
「物価の安定を回復させるためには、金融引き締め策を一定期間維持することが必要となる可能性が高い」
「歴史は時期尚早な金融緩和を強く戒めている」
FRBはインフレ抑制を最重要に考え、積極的に利上げをしていくということを強調したわけだ。
9月以降のFOMC日程は・・・
第6回 9月20日・21日
第7回 11月1日・2日
第8回 12月13日・14日