2030年すべてが「加速」する世界に備えよ

「コンバージェンス」の時代がやってくる

から始まるこの本。さらに「空飛ぶ車」は現実になる、と畳みかける。

あまりにも最初からインパクトが強く、頭の片隅にずっと残り、その後の内容が余り頭に残っていないので、読み返そうと思い取り出した。

 

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加速が「加速」する

加速を加速される7つの力とは・・・

1.時間:我々身の回りの全ての事に対する時間が短縮されているし、これからもさらに短縮されていくであろう。ニューヨークからシカゴへの移動は現在飛行機で4時間であるが、ハイパーループで1時間になり、VRアバターでゼロになる。

2.潤沢な資金:最先端テクノロジーに全世界の資金が集まってきているし、これからも集中していくであろう。

3.非収益化:研究コストが各段にかからなくなってきている。2001年に人1人のベノムのシークエンスを解析するのに9か月の時間と1億ドルのコストがかかっていたが、今日最新技術を用いることで1時間、100ドルで出来てしまうのだ。

4.「天才」の発掘しやすさ:最新のフロンティアは「記憶」だ。記憶能力を30%増強、アルツハイマー患者の新たな治療法、等々、最終的にはより多くの天才が生まれ、変化がさらに加速していく。

5.潤沢なコミュニケーション:2010年には地球人口の約4分の18億人がインターネットにつながった。それが2017年には38億人がつながり、それがまもなく全人類一人残らずギガビットスピードでネットワークにつながるようになるのだ。

6.あらたなビジネスモデル:いつも通りの仕事のやり方が存在しなくなる。

7.寿命を延ばす:平均寿命は100歳を超える

 

2030年まであと8年弱、自分がやっている仕事なんて、本当になくなるのだろうなとしか思えない無力感が襲ってきた。

本の中では、何度も、「全てが生まれ変わる」と言う。しかし、確かになと思うしかなかった。

勿論、自分が置いてかれる寂しい感覚だけだは無い。遺伝子情報を書き換えるだけで病気が治ってしまう時代が来る。本当に100歳まで普通に元気に生きていけるみたいだ。

一方で環境問題をはじめ、全世界で強く共通認識を持って個人個人から出来る事をしていかなくてはいけない。気候変動による7億人の移住が始まるとこの本の中でも予測、いや本当にそうなるのかもしれない。。

 

「科学的根拠とビジネスモデルに基づく知恵を身につけろ」

と再度に山本康正氏が言っている。考えさせられる非常に重い言葉だ。